町田そのこの『星を掬う』!
ラジオ番組の賞金を目的に小さい頃のある夏の思い出を投稿したことがきっかけに、自分を捨てた母の居場所を知ることになった千鶴…
元夫からの度重なるお金の無心、暴力から逃れるために、母のいる「さざなみハウス」に逃げ込んだ千鶴は、若年性認知症を患っている母と再会する…
すれ違う母と娘、分かり合える日は来るのか?
…
「さざなみハウス」に集まってきた訳ありな女性達がみんな素敵!
それも千鶴の母親の人柄が引き寄せるものなんだろうなぁ。。。
器用ではないけれど、みんな一生懸命に生きているのが伝わってきます!
〜自分な人生は自分のもの〜
いっけん自分勝手な考え方のようだけど、とても大切な事…
千鶴の母親が若年性認知症になる前に千鶴と再会していたら、どんな物語になったんだろう?…と、ちょっと想像しちゃいました!
辛い内容もあるけれど、最後はほっこり出来る一冊でした!