これからはゆっくり。。。

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『ウェルカム・ホーム!』

丸山正樹の『ウェルカム・ホーム!』!

特別養護老人ホームで新米介護士として働く大森康介は、認知症の人、発語が不自由な人、身体の不自由な人達の世話で忙しいから日々を送っていた!

重労働の割には薄給だし、初めのうちは人から見下されているように感じていた康介だが、様々な出来事を通して、この仕事の面白さに気付きはじめる!

そんな中、入居者であるひとりの老人の企みに巻き込まれ、康介は人質になってしまうが…

自分は歳を取らない…なんてバカなことは思っていませんでしたが、若い頃は歳を取った自分を想像出来ませんでした!

でも、この歳(50代)になって身体が若い頃のようには動かなくなってきたり、疲れやすくなってきたりして、自分の老後を少し考える事があります!

その前に、母もかなりの歳だし独り暮らしなので、今はまずまず元気にしていますが、何かあった時にどうしたら良いか?…とか…

なので、介護する側される側の気持ちをかなり自分に置き換えてこの本を読んでいました!

ただ、風俗のくだりはいらなかったんじゃないかなぁ。。。

その代わりに、「きょうだい児」についてもう少し触れて欲しかった…

まぁ、この本は老人ホームが舞台なので、他の障害についてのアレコレがほとんどないのは仕方ないかな💦

高齢化問題が叫ばれるようになってもう何年も経つのに、ほとんど足踏み状態の昨今…

私の周りにも介護に携わっている方が何人かいますが、もっと待遇が改善され、介護を受ける側も、文中にあるような、施設を利用する事を「こんな目に遭わせてすまない」と思わせないような、そんな世の中になってもらいたいと思います!