2007年の夏に起きた、名古屋闇サイト殺人事件のノンフィクションです!
なんの落ち度もない女性が、ネット内の闇サイトで知り合った男達に拉致され、車中で脅されながらも「殺されたくない!」「生きたい!」と強い気持ちで闘い、それでも殺されてしまう、、、
1人の自首ですぐに事件は表面化するものの、なかなか始まらない裁判、始まっても罪のなすり合いをする加害者達、、、
永山基準という高い壁、、、
とてもやり切れない。。。
産まれてすぐに父親を病気で亡くしているので、母親と一生懸命生きてきた31年間、、、
愛する男性が現れ、ようやく幸せな未来が見え始め、母親の為に家を建てよう…と貯金してきた800万円を守る為に、キャッシュカードの暗証番号を隠し通し、死を覚悟した時の嘘の「2960」、、、
その意味「にくむわ」に気付いた恋人、、、
3人の被告人のうち、2人は無期懲役になってしまった母親の無念、、、
1番しおらしい態度で裁判に臨んでいた被告人の本当の顔、、、
そしてその被告人に下された他の裁判の「被告を死刑に処す」の判決、、、
もう読み進めるのが辛いくらいやり切れない事件でした。。。
彼女は今でも空から母親の事を見守っていると思います。。。
父親と一緒に。。。
どんな言葉も陳腐に聞こえてしまうかもしれませんが、彼女のご冥福をお祈りいたします。。。
…
これで今年の本も読み納め!
この1年で69冊の本を読みました!
昨年の倍くらいかな?
多分、人生で1番本を読んだ1年でした!!
引き篭もり生活も少しずつ解消されてきたから来年はどうなるか分からないけど、心に残る作品にいっぱい出逢いたいなっ♪