雫井脩介の『霧をはらう』!
病院の小児科で点滴死傷事件が起こる…
同部屋で2人の少女が亡くなり、2人の少女が一時、病状が悪化するも、命は取り留める…
逮捕されたのは生き残った少女の母親…
一度は罪を認めたものの、勾留後に無実を訴える…
無実なのか?真犯人なのか?、ハッキリした確信のないまま、若手弁護士の伊豆原は裁判の準備を進めるが、次第に少しずつ霧が晴れてきて…
…
面白かったし読みやすかったです!
病院内での事件とはいえ医療事故ではないので、被告人に犯罪を犯す時間があったのか?なかったのか?という、ある意味単純な検証が主だったので、とても分かりやすいし…
結果としては真犯人も逃げ切ることはせずに、裁判を伊豆原弁護士にお願いする方向のようで、良かったなぁ…ってラスト!
ただ、被告人になってしまった母親の人間性はかなり苦手💧
空気を読まない?読めない?し、自分の意見を押し付けるし、相手の気持ちを考えないし、ヘラヘラしてる感じ…
私だったら、入院中に同部屋に被告人のような人がいて、無神経な行動(喘息の子が入院している側でクッションをパンパン叩くような行為とか)を取ったり喧嘩になるくらい相性が悪かったら、自分から部屋を変えてもらうかな〜。。。