清水潔の『桶川ストーカー殺人事件ー遺言』!
1999年に埼玉県桶川市で起きた殺人事件…
ワイドシュー好きの私は、この事件の事もよく覚えていて、多分色々知っている方だと思っていました…
執拗なストーカーグループに、仕事をしない警察!
特に、随分後から映像で流れた事件後の警察の記者会見が信じられないくらい酷いもので、人が亡くなったのに、どうしてニヤニヤ笑いながら会見が出来るのか、凄く嫌な気持ちになったのを覚えています!
でもそれらは、この深い深い事件のほんの一部分に過ぎなかった…
この本を読んで、こんな酷い事件だったとは…と、初めて知る事が沢山ありました!
3回、涙が出る場面がありました!
執拗なストーカー行為、「私が殺されたら犯人は小松…」、そして著者の娘への思い…
後は終始怒りです!
犯人グループに対して、警察に対して…
どこにでもいるようなキティちゃんが好きな普通の21歳の女性が、どんな思いで犯人グループと戦っていたのか、どんな思いで親に打ち明けたのか、どんな思いで警察に助けを求めたのか、どんな思いで遺書を遺したのか、最後にどんな思いで亡くなっていったのか…
今はともかく、被害者のご冥福を祈るばかりです。。。