これからはゆっくり。。。

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『キッズ・アー・オールライト』

丸山正樹の『キッズ・アー・オールライト』!

SNS上での「このままだとあたし、おばあちゃんをころしちゃうかも」という書き込みを見付けたNPO法人「子供の家」代表の河原は、この子はヤングケアラーかもしれない…と思い、「子供の家」を手伝ううさこに発信元の子に連絡を取るようにお願いする…

また、日本社会から排除された日系ブラジル人達がたむろする団地を訪れたシバリ(ストリートチルドレンの元締め的存在)は、日本人の少年に襲われていた日系ブラジル人ダヴィを助けた事がきっかけでグループの男と対立する…

「ヤングケアラー」と「在留外国人の子供」、犠牲になるのは子供達で、大人が向き合わなければならない問題だが…

以前読んだ『漂う子』の河原やうさこが出てくる作品です!

ヤングケアラーや移民の問題、時々ワイドショー等で取り上げられますが、その後、良い方向に向かっている…といったような話は全く聞こえてきません。。。

バブル時、外国から沢山の労働者を受け入れた日本は、バブルが崩壊してしまうと真っ先に外国人労働者を切り捨ててしまった💧

今、また日本は労働者不足で、まさに昨日、「運転手不足を補うために、外国人の方々に運転手になってもらおう!」的なニュースを見ましたが、いつか、労働者過多になってしまったら、また外国人から切り捨ててしまうんでしょうか???

内閣改造で派閥のバランスだとか、女性が何人とか、世襲が何人とか、次の自民党総裁選を睨んだ人事とか…

そんな選び方ではなく、日本人、日本に住む人々が、みんな心穏やかに暮らせるように考え、行動してくれる人が日本の代表になってくれることを望みますっ!!!

あっ、話が大きくなってきましたが、丸山正樹作品はこの本をはじめ、色々な事を考えるきっかけをくれる、良い作品ばかりです!