丸山正樹の『刑事何森 孤島の相貌』!
昔気質の一匹狼の埼玉県警の刑事、何森(いずもり)が事件の核心に迫る3つの話し!
「二階の死体」
障害のある娘と2人暮らしの母親が自宅の2階で何者かに殺害された!
下半身付随で車椅子を使う娘は2階の物音を不審に思うが1人で2階に上がることが出来ないので、ケースワーカーを呼び出すが…
母と娘、2人の生活はいったいどんなものだったのか?
「灰色でなく」
前科のある男がまた犯罪を犯した?
供述弱者の男のアリバイを調べ上げ、男が無実であるというアリバイを見つけ出す!
「ロスト」
集金用のワゴン車を襲った3人組!
そのうち1人は車で逃走中に事故にあい、記憶を失ってしまい、車に2億円が入っていたジュラルミンケースが空で発見されたことから犯人と特定!
そのまま懲役7年9ヶ月が確定した!
バイクで逃げた2人は捕まらないまま、盗まれた2億円の行方も分からないまま…
仮出所した男の記憶は戻らないままなのか?
2億円はどこに消えたのか?
何に使われたのか?
…
デフヴォイスシリーズじゃないけど、一応読んでみようかなぁ…って感じで借りてきた本ですが、思っていた以上に面白かったです!
デフヴォイスシリーズの荒木尚人も少し出てくるし、荒木の妻のみゆきも大活躍だし、何森の過去とか抱えてるものも分かってきたし…
3話目の「ロスト」は長編小説にしても良いくらいの内容でしたが、ロクさんの犯行動機が病気の妹を助けるためとはいえ、あまり共感出来ないなぁ。。。
しかも、急にアメリカに渡って大金のかかる治療を始めれば、そのお金は何処から???って税務署とか入りそうだし、現実味がない感じ💧
とは言っても、何森、荒木、みゆきの出てくるこのシリーズ、これからも続いていってもらいたいです!