朝比奈秋の『植物少女』!
美桜が生まれた時からずっと植物状態でベッドに寝たきりだった母…
美桜は小さい頃も大人になってからも、母に会いに病室に行く!
植物状態の母しか知らず、動いている母の姿は想像も出来ない!
美桜の成長を通して親子の関係性も変化していくが、美桜が結婚し、子供を産んだ頃、寝たきりの母に癌が見つかり、ずっと一緒に母を見守っていた祖母も弱っていき、ついに…
…
著者は現役の医師だそうです!
でも、この物語は医療ものではなく、「生きる」ということへの問いかけのよう…
植物状態の患者さんが口から食事を摂ることへの疑問はあるものの、マカロンのくだりは美桜の母への凄く歪んだ愛情を感じました!
とはいえ、赤ちゃんの頃から母が亡くなるまで、「呼吸」を通じて母を感じ続けた美桜がとても切なかったです。。。