藤井清美の『♯ある朝殺人犯になっていた』!
初めての作家さんです!!
浮気淳弥(うきじゅんや)は東大卒の佐藤昌紀と「スレンダーズ」という漫才コンビを組んで3年の売れない芸人…
ある朝、SNS上で自分が10年前に自分の実家の近くで6歳の女の子が犠牲になった轢き逃げ事件の犯人だという噂が広がっていた…
犯人は捕まっておらず、もうすぐ時効ということもあって、ネット民達はある事ない事、浮気の情報を流し、絶対許すな!という怒りを膨らませ…
お世話になっている恩人にも顔向け出来ず、家族まで動向をネットに挙げられ、漫才も出来なくなり…
人生を取り戻すためには真犯人を見つけ出すしかない!!!
ネットでの攻撃にはネットで…と、浮気は相方の昌紀の協力のもと、大きな賭けに出るが…
…
スピーディーな展開でとても面白かったです!
ネット上で噂が拡散する恐怖、顔の見えない悪意がひしひしと伝わってくるし、今の時代、他人事ではないなぁ…と!
偽情報だとしても1度ネットに出てしまった情報は消えないし、ネット上の攻撃(口撃)で自殺者も出ているし、でも法律はなかなか追いつかないし…
とても便利な世の中、とても便利なインターネットも、使い方ひとつで凶器にもなる事を痛感しました💧
私も気を付けないと!!!