村上雅郁の『きみの話を聞かせてくれよ』!
初めての作家さんです!!
ひとつの中学校を舞台に、生徒達のこの年代特有の単純で、でも複雑な気持ちや、1人1人が抱えている秘密を描いた短編集…
〜ぼくらは自分のままでいたいだけ
そうであるように、ありたいだけ〜
…
全く悪意のない何気ないひと言が相手を傷つけて苦しめてしまう…
多感な年頃だからこそ起こり得る人間関係の複雑さが見事に描かれています!
そんな自分の気持ちを上手く言葉に出来なくても、時間をかけてしっかりと聞いてくれる相手がいたら、とても心強い!
この物語では黒野良輔の存在がとても大きいです!
子供でも大人でも、きっと自分の近くに話を聞いてくれる人がいるはず!
自分が勇気を持って心を開いていけば…
なんか、勇気をもらえる1冊でした♪