これからはゆっくり。。。

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『黒い糸』

染井為人の『黒い糸』!

結婚相談所で働くシングルマザーの亜紀は、顧客とトラブルになって以降、無言電話などの嫌がらせに悩んでいたが、職場の新人の謙臣に色々助けてもらう…

亜紀の小6の息子の小太郎が通う小学校では、クラスメイトが失踪するという未解決事件も起きている…

教え子の失踪で心を病んでしまい休職してしまった担任に代わって小太郎のクラスを受け持つことになった裕介は、クラス委員長の莉世からクラスの転入生の日向の母親が怪しい…と告げられるが、その莉世も何者かに襲われて意識不明の重体となってしまう… 

同じクラス、亜紀の周辺で立て続けに起こる事件…

犯人の目的は?

面白かったです!

途中から、「この人が少し怪しいなぁ…」と思って読み進めていましたが、決め手もなく、動機も見えず、私の推理力もまだまだだなぁ…ってところで、最後の最後にバタバタと真相が明らかになっていき…

圧倒的不利な囚われの身の3人が、無傷とは言えないけど皆助かったところに少し無理を感じたけど… 

最後に一言残して行方が分からなくなった日向にも、同じ血が流れていると思うと、一応ハッピーエンドだけど、まだまだ何かありそうな不気味な終わり方でした!