荒木あかねの『此のや世の果ての殺人』!
第68回江戸川乱歩賞作です!!
小惑星「テロス」が日本の熊本県阿蘇郡に衝突する事が発表され、世界は大混乱に陥った…
悲観した人々が自ら死を選んだり、各国で大規模な暴動も発生…
どうにか生き延びようと、日本の裏側であるブラジルを目指す者、少しでも遠くへ…と、中国や韓国を目指す者…
そんなパニックをよそに、小春は淡々と教習所に1人残っていたイサガワ先生から自動車の教習を受ける!
そんなある日,教習所のトランクから女性の他殺死体が発見され、小春とイサガワ先生は犯人を見つけ出そうと謎解きを始めるが…
…
有り得ないような、いやいや、何百年後とか、有り得るかもしれない地球消滅が間近な時、人はどう行動するのか?
法も秩序も機能しなくなったとして、殺人事件が起きても、小春やイサガワ先生のようにそれを解決しようと行動を取る事はなかなか出来ないだろうなぁ…
死体が沢山ある環境(死臭とか…)に慣れすぎてしまっている所は少し無理がありそうだけど、最後は絶望ではなく、スッキリした終わり方で良かったです!
「テロス」衝突まであと3時間…
私だったら「人生最後の言葉」は何にしようかな〜。。。