吉野万理子の『強制終了、いつか再始動』!
先日読んだ「恋愛問題は止まらない」が面白かったので、他の本も読んでみようかと…
父親の転勤で地方から東京に引っ越してきた加地隆秋は新しい学校で勉強に付いていけず、運動神経も悪いのでクラスメイトから相手にされず、本来の自分を出せずにいた!
そんな時、家庭教師の安岡の自宅に遊びに行き、大麻を見つけてしまう!
無理強いされたわけではないが、安岡に勧められ、好奇心もあり、大麻を吸ってしまう隆秋…
次第に大麻をやめられなくなっていく隆秋は同じ学校のYouTuberで自分の声の魅力に気付いてくれた伊佐木周伍と、YouTubeの動画製作を手伝っていた麻矢夕都希の目の前で、大麻を使ったことでの幻覚のせいで自宅3階から飛び降りてしまい…
…
薬物が意外と身近にある恐ろしさ。。。
自分からそういう環境に飛び込んで行かなくても、ふとしたきっかけで薬物と出会ってしまう恐ろしさ。。。
家庭教師の安岡は好青年のようで屑だなっ💢
でも隆秋に、伊佐木や夕都希のような友達が出来て本当に良かった♪
あと、体験談をきちんと話してくれる夕都希のお母さんの存在も大きい!
「クスリに手を出したおまえって、なんか弱いとこあるんじゃないかって思ってた。
けどそうじゃない。
突然雨は降ってきて、カサの用意してなきゃ、誰だってずぶ濡れになるんだ。」
…の伊佐木のポエム的名言もなかなかでした!