貫井徳郎の『罪と祈り』!
面白かった!!
ページをめぐる手が止まらないくらい!!!
でも、凄く納得いかない部分がいっぱいでした、、、
登場人物の誰にも感情移入出来ないし、、、
最後の
「みんなかわいそうだ どうしてこんなことになっちまったのか」
「そりゃあ、おれらの父親が馬鹿だったからだよ」
…が全てのような気がする…
だいたい、バブル真っ只中、地縁を破壊した不動産会社に復讐する為に子供2人を誘拐して不動産会社に身代金を用意させる…って、逆恨みに近いし、うまくいったらその身代金を派手には使えないものの、旅行に行きたい…とか、自分勝手すぎる!!!
子供達は無傷で親元に返す…って言ったって(結局、1人の子供が食べ物のアレルギーで亡くなってしまうけど…)誘拐されたら心に傷を負うし、一晩といっても親としたら生きた心地がしないはず…
その誘拐された子供達の親が、地縁を破壊した不動産会社の社員だっていっても、一個人が悪いことをした訳でもないだろうし…
その他にも突っ込みどころがいっぱいで全く納得できないけど、最後に一言。。。
命を落としかねないアレルギーのある子供が誘拐されたら、身代金の受け渡し等で何度か電話で話してるんだから、「うちの子は牛乳がダメなので絶対与えないでくださいっ!!!」ってどうして言わなかったんだろう???