高瀬隼子の『うるさいこの音の全部』!
ゲームセンター「PAL」で働く長井朝陽は早見有日というペンネームで小説も書いている!
その小説が賞を取って出版されてから日常が歪み出し…
小説を書いていることが職場にバレ、周囲の人達との距離感が変わり始め、それとともに現実と空想の堺目が曖昧になっていく…
職場や友人関係を続ける中で、声にならない自分の声や、聞こえてこない相手の声もうるさいほど聞こえてきて、いったい自分は朝陽なのか?有日なのか?、相手はどちらと話しているのか?
自分が本当に言いたいことを口にしようとするが…
…
どこまでが現実でどこからがフィクションなのか曖昧でモヤモヤする感じ💦
人から干渉されるのが苦手な朝陽の気持ちも分からないでも無いけれど、ちょっとウジウジウダウダした感じが苦手でした💧
この作家さんの作品は2冊目!
今回もなんかスッキリしない、後味が悪い、でも何故か癖になりそうな面白い話でした!