近藤史恵の『インフルエンス』!
巨大な団地で育った友梨…
同じ団地に住み、祖父から性的虐待を受けていた里子…
都会的で美しい真帆…
友梨は男に襲われかけた真帆を助けるために男を刺し、それを目撃していた里子が自主し、後に自分の祖父を殺して欲しいと里子が友梨に頼み、それを知った真帆が先回りして里子の祖父を殺し、さらに大人になった真帆が友梨に夫殺しを依頼し友梨は実行してしまうが、殺した男は真帆の夫ではなく里子の夫だった…
お互いの関係を隠して大人になった3人に待ち受けるものとは…
殺人事件、スクールカースト、子育て、孤独、希望…
言葉では表せない3人の関係性、信頼性の果てにある衝撃の真実とは!!!
…
ん〜、友梨と里子と真帆の関係が心理的に複雑💦
そして、その3人と同級生だったという、「この話を小説にして欲しい」と話を聞かされている作家の女性が事件の結末に1枚絡んでいるのかな???と、大どんでん返しを期待しながら読んでいたのに、期待外れ…
小中学生の女の子の、学校やクラスでの力関係、自分の立ち位置など、「あるある〜!」ってところがあって興味深く読めたけど、この小説家はいなくても物語として成り立ったんじゃないかなぁ?
ま〜、それなりに飽きずに読めた1冊でしたが…