原田ひ香の『東京ロンダリング』！
初めての作家さんです！！
訳あって夫と離婚した３２歳のりさ子…
都内の事故物件に１ヶ月間住み、また次の事故物件に移り、また１ヶ月経ったら次の事故物件へ…という一風変わった仕事を始める…
そんな、孤独で無気力な生活を送っていたりさ子だが、移り住んだ先々で出会った人達の温かさにふれ、少しずつ変わっていく…
…
面白かったです！
事故物件を貸し出すには告知義務があり、直後に入る店子（借主）には必ずその話をしなければならない！
ただ、その次の店子にはもう告知義務はなくなる…ということは知っていましたが、１度、不動産会社などの名義で事故物件を借りたことにして（誰も住まずに）、次の店子には告知なしで何事もなかったかのように賃貸契約を結んでしまうとばかり思っていましたが、本当に１ヶ月間、事故物件に住み、ロンダリングする仕事があるとは！！！
病死ですぐに発見…ならともかく、病死後になかなか発見されなかったり、自殺だったり他殺だったり、そんな部屋には私なら住めないな。。。
向き不向きが凄くある仕事！
りさ子は向いていたのかもしれないけど、りさ子自身が少しずつロンダリングされて、いつかきっとこの仕事から足を洗うんだろうなぁ…
人との出会い、大切にしていきたいです！
