米澤穂信の『真実の10メートル手前』!
フリージャーナリストの太刀洗万智が、事件の隠された真実を解き明かしていく短編集です!
どんな時でも無表情で常に冷静な太刀洗が、ふとした瞬間に見せる人間らしい優しい表情が目に浮かびます(^^)
表題の「真実の10メートル手前」は、日本のタクシー事情を知らなかった云々あたりは私も最後まで気付きませんでしたが、食堂での太刀洗と無口な従業員の青年との会話部分で、もしや…と何となく真相に近いものが分かっちゃったので、なんだ、こんなものか、、、と読み進めていきましたが、残りの5つの話し、特に「名を刻む死」は良かったかな!
この太刀洗万智の話はシリーズ化されているみたいなので、他の本も読んでみようと思います!