千早茜の『魚神』!
彼女のデビュー作ですが、夢の中の話のような、おとぎ話のような、すごい世界観に引き込まれて一気読み!
幼い頃に捨てられた姉弟の白亜とスケキヨは、別々の所に売られていきますが、お互いに表向きとは違い、白亜はスケキヨに、スケキヨは白亜に、凄く執着していて、結局、この2人だけで世界が成り立っている感じで、他の人達はエキストラ…
…って感じちゃうくらい、2人の関係が異様で異常でそして幻想的。。。
登場人物に感情移入出来ず、ずっと俯瞰して見ている感じなのに、何故か夢中になってしまう一冊でした!