千早茜の『ひきなみ』!
初めての作家さんです!!
閉鎖的な島で出会い、小6から中学生までの短い期間を一緒に過ごした葉と真衣の出会いと突然の別れが描かれている前半の「海」。。。
20年後、ある偶然から再開した2人が描かれている、後半の「陸」。。。
なんか辛くて切ない…
父親の心の病気が原因で親元から離れなくてはならなくなった葉も、小さい頃から差別や偏見の中、「女」という運命を背負って生きてきた真衣も、小さい身体で色々な事を受け止めながら、もがいて、必死に生きている姿に胸を打たれました!
前半は時間がわりとゆっくり流れている感じで、後半はハラスメントやジェンダーなどの問題も出てきてテーマがちょっと多かったように感じましたが、前半後半通して、「性」が重いテーマなのかな???と…
葉にも真衣にも、幸せになってもらいたい。。。