葉真中顕の『ブルー』!
平成という時代がギュギュっと詰まった1冊で、当時、実際に起こった事件や災害、流行った物、人物、社会問題が沢山出てきて、時代の流れが分かりやすく読みやすかったです!
平成が始まった日に生まれ、平成最後の日に死んでいった青(ブルー)。。。
確かに彼は残虐な殺人犯かもしれないけれど、彼も平成という時代の被害者の1人であり、そんな時代が令和になった今でも続いているのが事実。。。
児童虐待、虐待の連鎖、格差社会、子供の貧困、無国籍児童、外国人労働者…などなど、盛り沢山だったし、読んでいて辛い場面も多々ありましたが、ブルーにも血の繋がりはなくても家族のような存在があり、少しだけだけど穏やかな日々があったことが救いだったかな???