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『「鬼畜」の家 わが子を殺す親たち』

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石井光太の『「鬼畜」の家 わが子を殺す親たち』!

3件の児童虐待死事件を取り上げているノンフィクションものです!

3件のうち、「厚木市幼児餓死白骨化事件」と「足立区ウサギ用ケージ監禁虐待死事件」はニュースで取り上げられていたのをうっすら覚えていましたが…

やはり読んでいて辛かった、、、

1番の被害者は亡くなった子供で、1番の加害者は虐待していた親…というのは紛れもない事実ですが、突き詰めていくと、どの虐待事件にも負の連鎖があり、加害者もとても普通とは言えないような幼少期を過ごしていたり、「普通」の家族の形を知らないまま身体だけ大人になってしまった感じ、、、

あと、どの虐待死事件も、周り(ご近所さんとか親戚、友達)との関わり合いがほとんどなくて、誰にも相談出来ずに、誰にも知られずにどんどん虐待がエスカレートしてしまったんだな…と、、、

中には虐待に気付いた親族もいたようですが、的確なアドバイスや対処が出来ないまま、事件化されるまで虐待が続く、、、

これから更に核家族化が進み、貧富の差も進み、近所付き合いもなくなり、この先、どうなっていくのか?行政や私達はどうしたら良いのか?

明確な答えを見つけることはとても難しく感じました。。。