大石圭の『邪な囁き』!
初めての作家さんです、多分。。。
『呪怨』で有名だからか?何作かが映画化されてるからか?初めての感じはしないのですが(^◇^;)…
物心がついた頃から、自分の中に忌まわしい生き物が棲みついている…と感じていた主人公が、幼い頃の、人の生き死にには関わらないような小さな悪戯から始まり、見ず知らずの人間をなんの理由もなく殺してしまうようになってしまい…
大人になって航空機パイロットになった…ってところで、「あ〜、この主人公、きっと飛行機を墜落させるなっ!」って予想しながら読み進めていきましたが…
最後の最後に、この主人公の中にも「善」が少しでもあったのか?人間らしい感情が出てきて、少し救われたような、それなのに間に合わなかった残念感がなんとも言えない作品でした!
この作者のジャンルは私の苦手なホラーのようですが、この作品はホラー感はなく、凄く読みやすくて面白かったです!