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『殺人犯はそこにいる-隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』

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清水潔の『殺人犯はそこにいるー隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』!
年末のテレビで、未解決事件を特集した番組の中でチラッと紹介されていた本で、以前この作家さんの『桶川ストーカー殺人事件ー遺言』を読んでかなりきちんとした取材を元に事件の闇を突いているな〜…と感じたので、この本も即予約!!!
群馬と栃木の県境で起きた少女4人が犠牲になった殺人事件(内1件が足利事件と呼ばれる)と少女1人の行方不明事件…
別々の事件として捜査されていた事件が、実は連続事件ではないか…と、ジャーナリストの清水潔さんが追い続け、有名な❝足利事件❞の無罪(正確に言えば無実)を暴き、更には真犯人も見つけ出す…と言う、実話とは思えない話し!
しかも、警察の不当な取り調べ、邪魔な目撃証言は無かったものとしてしまう恐ろしさ、検察も科警研も裁判所も、自分達の間違いを認めようとしない醜さ、ずるさ、1度疑われてしまうと、やってないこともやったことにされてしまう恐ろしさに鳥肌が立ってしまいます!
自分達のメンツの為に、時効やら何やらを持ちだして真犯人を野放し状態にしているこの国がホント恐ろしい。。。
そして、犯人逮捕=事件解決…として、報道を鵜呑みにしてしまう自分を含む世論も、もう少し考えなければいけない…と痛感するような1冊でした!