櫛木理宇の『赤と白』!
冬になると白い雪に覆われて、陽のさす時間も短く、閉寒感の漂う雪国での高校生の話し。。。
高校生って、特に女の子はどんな土地で生活していても、いつもキラキラしていて身勝手で、ゲラゲラ笑ってて、今しかない、その時しか出来ない青春を謳歌していてもらいたいところだけど・・・
ここに出てくる女子高校生達は、家庭に恵まれず、親に愛されず、それでも必死に生きていこうとするけど、最後には清々しいほどの絶望が待っていて、なかなかのイヤミス作品でした!
それにしても、この作家さんの作品は4冊目ですが、父親の影が凄く薄い印象。。。
母子家庭だったり、父親がいても外に女を作って家に寄り付かなかったり、いるのにいない状態だったり・・・
その辺にも着眼しながら、今後の作品を読んでいこうと思います!