これからはゆっくり。。。

旅行記・読書・食べ歩き・子育てetc...

『東電OL殺人事件』

イヤミス好きな私ですが、実は犯罪モノのノンフィクションも好きです!

まだそれほど読んでいませんが、今までで1番ショッキングだった本は、誉田 哲也 の『ケモノの城』!

北九州監禁殺人事件を題材にしたほぼノンフィクションで、これはもう頭から離れない。。。

しばらくは食欲もなくなるくらい酷い事件でした…

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今回は、佐野眞一の『東電OL殺人事件』!

この本は、たまたま読書好きなブロガーさんがオススメしていたのを読んで、早々に図書館予約をした本です!

1997年、東京電力の幹部候補だった女性が、渋谷区の空室だったアパートの1室で殺害され、容疑者としてアパートの隣のビルに住んでいたネパール人男性が逮捕される・・・

一時は有罪判決を受けるが、のちに冤罪と判明され、今は祖国で家族と暮らしている・・・

この事件は当時、かなりワイドショーや雑誌で騒がれていたようですが、私はうっすらとしか覚えていませんでした。。。

この事件の特異性はたくさんあって、昼はエリート会社員、夜は娼婦・・・という被害者の生きざまや家族関係(特に父親との関係)、最初から“このネパール人男性が犯人”と決めつけて違法捜査(暴力や飴とムチなど)を行っていった警察、ネパールと日本の関係性から「被告人を救う会」のようなものが全く出来なかったこと、報道の在り方・・・云々・・・

結局、真犯人はまだ分からないままだし、政治的な何かの匂いも???な感じだし、謎があまりにも多い事件ですが、私は被害者女性に凄く惹かれます!

共感は出来ないけど、もっと彼女を知りたい・・・と思ってしまう!

でも、彼女の内面を知ることはもう出来ない。。。

なんか、言葉にするのが難しくて、支離滅裂になっちゃいそうだからこの辺で・・・

あ~・・・なんとも感想が難しい事件です。。。